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ハトムギ


かつて“生命と健康の草”と呼ばれ、薬用効果をもった栄養価の高い食品として、いまでも根強い人気のあるハトムギ


ハトムギは中国南部から東南アジアを原産地とする、ハト麦茶などでよく知られているイネ科ジユズダマ属に属する一年生の草本作物で、その種実は古くから薬用に用いられてきました。


ハトムギの果実の殻を脱穀して、取り除いた白い肉の部分は別名ヨクイニンと呼ばれ、消炎鎮痛剤として効果があるほか、いぼ取り、リューマチ、神経痛、皮膚障害の改善などにも古くから利用されてきました。


いまでは栄養価が高く、新陳代謝を盛んにすることから、お茶をはじめ、麺類、調味料、菓子等の多くの食品に用いられ、健康食品として愛用されるようになったハトムギ。


ハトムギの成分としては、タンパク質(良質のアミノ酸)や脂質が豊富で、その他ビタミンB1、ビタミンB、リンや鉄、カルシウム・カリウムなどのミネラルも多く含んでいます。


ハトムギの効能・効果としては、いぼ取り、美肌効果、食欲増進、利尿、去痰、リウマチ、むくみ、咳、神経痛、胃腸病、腎臓病など、またハトムギは抗酸化成分が豊富で、アレルギーによる炎症を抑え、アレルギー症状を軽減するといわれています。


さらにハトムギのタンパク質は良質なアミノ酸でできているため、新陳代謝を活発化させ、肌荒れなどのトラブルを緩和する効果も期待できます。


健康茶やハトムギ濃縮エキスなどで幅広く親しまれているハトムギですが、まれにハトムギが体質に合わない人もいるため、妊婦の方などは注意が必要で、掛かりつけの医師に相談して摂るようにすることをおすすめします。




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