シラカンバ(シラカバ)の特徴
シラカンバ(シラカバ)はカバノキ科・カバノキ属で、日本では北海道に広く分布し、本州では近畿以北、本州中部(福井県・岐阜県)以北などの高原に多く見られます。飛散時期は 3~6月(北海道では4~6月)で、ハンノキ花粉症と並び、北海道の代表的な花粉症です。
シラカンバ(シラカバ・白樺)は、北国を象徴するような樹木で、白い樹皮がとても美しく、日当たりの良い場所に生え、街路、公園、庭などにも植えられています。
1本の木に雄花と雌花を付ける雌雄同株で、北海道内22市町村で市町村の木に指定されるなど、これほど高原のイメージにピッタリの樹木はないかもしれません。
日本では1980年代後半から北海道を中心にシラカンバ花粉症の患者が増え始めました。それに伴いハンノキ花粉症と同じく、果物過敏症(食物アレルギー症状・口腔アレルギー症候群)を併発するケースも問題となっています。
近年北海道では、シラカンバ花粉症患者の約6割の方が口腔アレルギー症候群を合併しているともいわれています。
果物の中では、リンゴ、サクランボ、桃、梨などバラ科の果実に反応を示す人が多く、他にもメロンやキウイ、スイカなど原因となる食物は多種多様です。
特に生の果物に反応を示す方が多く、料理などで熱を通したものは大丈夫なケースも多いようです(果汁100%ジュースは熱処理がされているためか、問題なく飲める方も多いようですが、すべての方が大丈夫とは限りませんので専門科医に相談しましょう)。
口腔アレルギー症候群を合併するケースが多い理由は、シラカンバ花粉のタンパク質とアレルギーを起こす果物のタンパク質が似ていることが原因のようです。
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