カモガヤの特徴
カモガヤはイネ科・カモガヤ属の多年草です。
カモガヤの特徴と飛散時期 | |
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カモガヤはもともと日本にあった植物ではなく、オオアワガエリと同じく明治初期に牧草として日本に輸入され、北海道で多く生育しました。
戦後牧草が日本全国に広がると同時に、カモガヤも日本全国に広がり、現在は野生化し、花粉症の原因植物として、シラカンバ(シラカバ)・ヨモギとならび北海道三大花粉症の1つとして有名になりました。
またカモガヤは、世界でもっとも普及している牧草で、オーチャード・グラスとも呼ばれています。
主なイネ科植物の花粉飛散時期である5~8月(東北以北は8月以降も入る)は、本州、四国、九州では梅雨期であるため、湿度が高く花粉は飛散しにくいといわれています。
しかし北海道では梅雨がなく、比較的乾燥しているため、イネ科植物の花粉が飛散しやすく、カモガヤなどのイネ科花粉症が多く見られます。
カモガヤ花粉症の患者さんはカモガヤだけでなく、オオアワガエリ、ナガハグサ、ハルガヤ、スズメノテッポウなど、他のイネ科の植物の花粉でも花粉症を起こす可能性が高いのが難点です。
以前、札幌で夏風邪と呼ばれていた病気のほとんどがこのカモガヤ花粉症であったのは有名な話です。
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