花粉症にホップが効く?
ビールの苦み成分「ホップ(ホップフラボノール)」の抽出物に、花粉症の症状を軽減する働きがあることが、日赤和歌山医療センターとサッポロビールの研究で分かりました。
ホップには腫瘍を抑制する働きなどがあることは知られていましたが、アレルギー抑制効果が確認されたのは初めてのことで、平成19年3月の日本農芸化学会で発表される予定です。
ヒスタミンは、くしゃみや鼻水といった花粉アレルギーの症状を引き起こす原因物質だが、研究チームはホップの抽出物に、このヒスタミンが免疫細胞から出てしまうのを抑える作用があることを確認、さらに花粉が飛散する昨年1~4月、花粉症に悩む40人を半分に分け、一方にはホップ抽出物入りのスポーツ飲料を飲んでもらい、ホップが入っていない飲料を飲んだグループと効果をいろいろ比較した。
ただビールを飲んでも効果は得られないようですので、ご注意ください。
(平成19年1月10日・読売新聞より一部抜粋)
サッポロビールではホップ抽出物を効率よく抽出する「ホップ水抽出法」も開発し、今後もホップの可能性を広げるために研究開発を積極的に進めていくようです。
毎年花粉症の季節になると、「○○」の成分に花粉症の症状が軽減できる、などのニュースが出てきますが、早急に一般の人々が試せるようにして欲しい所です。
スポンサードリンク