アレルギー治療の抗ヒスタミン剤の「眠気・集中力、判断力低下」に注意
花粉症などに有効とされる「抗ヒスタミン剤」を服用すると、眠くなるだけでなく、学習機能や集中力が低下し、労働生産性が下がるとして、専門医が注意を呼びかけています。
抗ヒスタミン剤は、アレルゲン(花粉症の場合はスギ花粉など)に反応して細胞から放出されるアミノ酸の一種であるヒスタミンのアレルギー作用を抑える薬で、花粉症やアトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー性疾患の治療に頻繁に処方され、いまでは多くの市販薬にも配合されています。
アレルギー症状を抑制する代表的な薬には「ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)」がありますが、ステロイドに比べて抗ヒスタミン剤は「副作用が少ない・治療効果が高い」といわれていますが、「催眠作用・認知機能障害」などの副作用も指摘されています。
■抗ヒスタミン剤の副作用
・眠気
・集中力の低下
・判断力の低下
など・・・
アメリカでは、抗ヒスタミン剤を服用しての自動車の運転を禁止している州もありますが、日本ではまだ「使用上の注意」として記載され、薬剤師などからも副作用があると説明されるだけとなっています。
(平成19年1月22日・フジサンケイビジネスより一部引用)
まっ、これは以前から指摘されていたことでしたが、花粉症による集中力低下、その花粉症などのアレルギー作用を抑制する「抗ヒスタミン剤」を服用すると、眠気などがでてくることから、春先は、何十億?何百億?日本全体の生産能力などが落ちるといわれています。
花粉症の人は、薬(抗ヒスタミン剤)を服用しなければ症状が緩和されない人も多いので辛いところです。
いずれにしても、抗ヒスタミン剤には以上のような副作用があることを自覚し、難しいかもしれませんが、車を運転する前などは服用しないようにすることも必要かもしれません。
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