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花粉症患者の多くが薬の併用を望んでいる?



MSD(製薬会社)が2010年12月、花粉症の処方薬を服用している10代~50代の男女1,030人にインターネットを通じて調査を行ったところ、以下のような結果となりました。


質問 割合(%)
花粉シーズンは普段の生活よりも
満足度が劣る
90.2%
2011年の花粉大量飛散に
不安を感じている
97.4%
症状の改善が望める「薬の組み合わせ」
での治療開始を望む
87.8%


上記の通り、やはり花粉症の方は花粉症シーズンにかなりストレスを感じているようで、花粉が大量に飛散すると予想される2011年はかなり不安に感じている事が分かります。


また症状がより改善するとされる「異なる作用の薬の組み合わせ」による治療を望む花粉症患者が8割以上と、症状が抑えられるのであれば薬を併用してもかまわないという花粉症患者が圧倒的に多いようです。


福井大医学部の藤枝重治教授は、「特に今年(2011年)のように花粉が大量飛散すると予測されている場合は、例年1剤では満足のいく効果を得られていなければ、最初から組合せによる治療を行うことが大切」と、経口治療薬の併用を検討する必要性を指摘しています。


MSDは異なる作用の治療薬の組み合わせとして以下の治療薬の併用を挙げています。

・抗ヒスタミン薬くしゃみ、鼻水に効果を発揮

・ロイコトリエン拮抗薬鼻づまりに効果を発揮


平成23年1月24日・ミクスOnlineより一部引用


基本的には薬の併用は避けたいと思っている方が多いと思いますが、「症状の改善が望める」なら、併用しても良いと考えている方が大多数なんですね。


1剤で「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒み」などの症状を抑えてくれる治療薬の開発を期待したいですが、それよりも薬に頼らないように、花粉シーズンだけでなく年間を通じて食生活などを見直し、花粉症の症状が出ないように、または花粉症の症状を少しでもやわらげるようにすることも重要ですね。



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